小中学校教員の生涯学習経験──職業的な発達および生涯学習の意味合いと位置づけの視点から──
【論文要旨】小中学校教員128名に対して,平成24年内閣府調査と対比可能な形式で生涯学習経験に関する質問紙調査を行い,教員の生涯学習が内閣府調査における「成人一般」および「専門・技術職」のそれとは学習内容も学習経験の生かし方も異なること,教員にとっての生涯学習は,専門知識獲得など直接的なスキル向上の面だけでなく,人生が豊かになるなど教養・人格涵養的な面からも教員の職業的成長・発達につながる可能性が大きいことが示唆された。男性教員・女性教員の性差に関しては,学習内容および学習経験の生かし方に差違があることが明らかとなっただけでなく,生涯学習の意味合いや位置づけが男女教員で大きく異なることが明らかとなった。とりわけ女性教員にあっては,“家族と歩むなかでの自分みがき”のように,家族の存在を十分に認識したうえでの自己研鑽という意味合いが強く,学習内容の選択をより合目的的なものとしていると思われる。女性教員にあっては,学習に対する関心領域と学習経験の生かし方との間に内容的一貫性・関係性が認められるなど,生涯学習への取り組み方が男性教員とは構造的に異なることが示された。 【著者編者】岡崎友典・岩瀬章良 【発行年月】2017年3月 【整理番号】12241601 【登録状況】Downloadable 【文献タグ】教員の生涯学習,学校教員,男性教員,女性教員,性差,内閣府調査,学習社会,学習経験,学習内容,関心領域,学習経験の生かし方,位置づけ,意味合い,取り組み方,職業的成長,発達,自己研鑽,自分みがき,家族